BRM610川西600㎞ part6~dead or arrive~

2023 brm

長い長い600㎞の旅路も3/4をほぼ消化。
残り約130㎞。ここからラストへ気合を入れ直そう。

バックナンバー(part1~5)

BRM610川西600㎞ part1~波乱の予感~
2022年6月・・・オダックス近畿ブルベで屈指の人気がゆえ、エントリー開始早々に売り切れる川西始発着シリーズの最長距離である600㎞「海だお寺だ湖だ!」を完走し、初600㎞制覇と初SRを達成した。あれから1年再び川西600㎞の舞台へ舞い戻る...
BRM610川西600㎞ part2~不運の連鎖~
スタートして約68㎞PC1のローソンを出発し、舞鶴のPC2を目指す。↓part1はこちら↓PC1→PC2(149.7㎞)酷道429と脚攣り地獄againPC1を出発し、先行するランドヌール方に追い付き、しばし張り付く。更に速いトレインが接近...
BRM610川西600㎞ part3~漆黒の海岸線~
敦賀迄約239㎞走破。パンク・気温・睡魔・脚攣りの四重苦に耐えながら、越前海岸から福井市内を目指す。バックナンバーpart1part2PC3→PC4(314.2㎞)漆黒の越前海岸敦賀のPCで約15分休憩。小浜でカレー補給したが、PC4まで無...
BRM610川西600㎞ part4~shaman come hear!~
福井のホテルで束の間の仮眠タイム。正直3時間は眠りたかったが2時間30分程何とか眠った。起きてから着替えて充電したバッテリーやライトを取り付け、不要な荷物はドロップバッグに詰めて返送。3時前にチェックアウト。天気予報では昼過ぎまで…みたい。...
BRM610川西600㎞ part5~超快適?帝国Hの誘い~
未明から降る雨をものともせず、ひたすら走って耐えたこれまでの道程。残り約220㎞。南条到着時点でゴール制限まで約16時間。この先200㎞ブルベと思えば大丈夫だろう。バックナンバー(part1~4)通過チェック2→PC5(472.6㎞)今も昔...

PC5→PC6(571.5㎞)

生死の狭間…

長浜を出る前に「この先以降雨は無い!」と確信しレインウェアを脱ぐ。雨と湿気で蒸れまくりから一転、身軽になった。
順調に南下するが、雨が止まない…(´・ω`・)エッ?
もうちょっとで止む、もうちょっとで止むと念じながら彦根到着。
彦根から更に下る途中、後方車を避けようと歩道に乗った時、まさかの落車!
後ろに車が接近!

「アカン、三途の川が見えた…」

幸い車は自動ブレーキが作動したのか寸前に停まった。
ドライバーはワタシを轢いたのではないかとアタフタ。
ワタシは幸い腰を軽打(ヘルメットのおかげで頭部は大丈夫)したのみ。路面が濡れていて擦過傷はないが、軽く右臀部を打撲しただけで

「ワタシは大丈夫!ご迷惑おかけしました」
と告げ、緩んだ気持ちに喝を入れる。

長距離ブルベでは思考能力低下が最も危険であると痛感。マネジメント管理は最重要課題だ。

さらばshaman

アクシデントもあったが、この先東近江、近江八幡、野洲、守山と南下していく。
この日散々苦しめられたshamanとはお別れ。次第に路面が乾き出したのと同時に湿度もup。
更に疲労が重なり、心拍系が仕事放棄!最大で130しか上がってこない。
この先はそんなにアップダウンは有ったとしても緩やかな部類だけど、大丈夫かな?
雨後の竹の子の様に対向からビワイチエンジョイとすれ違う。
あちらはワイワイガヤガヤ、こっちはヒーヒーハーハー…

守山のコンビニで小休止。軽く補給してスタート。

大丈夫 オレは生きている

守山から瀬田唐橋まで約25㎞南下。夕方にかけて車が増えてきた。
前日同じ宿で仮眠された方と一定のペースで走り、瀬田唐橋に到着。

川西600㎞は更に南下、残り100㎞切った。
南郷洗堰から宇治川ラインへと突入するが、心拍が全く仕事していない状態が継続。後々訊いた話では相当疲労が溜まっているのではないかとの事らしい。
それでも貯金は十分あるのだが、ペースが上がらず負債状態になっているような錯覚が支配する。

全体的に下り基調の宇治川ラインを疲労困憊状態で駆け抜け、宇治に到着。
途中の自販機でコーラ充填して先を急ぐ。

PC5到着

琵琶湖の北端から南端、宇治川ラインの淀川水系を駆け抜けて最後のPCにたどり着いた。

PC6 セブンイレブン久御山市田店
到着 18:03 (締切20:08) 貯金1時間13分
(昨年)
到着 17:45

そろそろ夕暮れが迫る頃、去年より15分遅れであるが無事到着。
ただ言える事…
川西600㎞ブルベは甘くない
極論言うと、この600㎞走れなければ他所で通用しない気がする。

PC6→GOAL(603.7㎞)

♪人類皆兄弟♪

ラストPCを出発。次第に夕暮れが迫る。
この区間は先月走ったBRM520川西400㎞と同一ルートである。
大山崎から先は西国街道か国道か選べる。去年は国道171号線をひたすら走ったが、信号峠が曲者過ぎたので今年は400㎞同様西国街道を経由した。
道幅が狭いのと意外と交通量が多い位で信号も少なく、思っていたよりストレスフリーで走れた。

途中の山崎でお約束の…

サントリー山崎蒸溜所で撮影タイム。
ついついウイスキーのCM(タイトルは人類みな兄弟やったかな?)で流れる曲を口ずさみながら駆け抜ける怪しいランドヌールが居てたら

100%アタシだよ~

GOAL!そして2年連続SR達成

サントリー山崎蒸溜所を出発し、高槻市内で日没となった。
ここまで来たら約20㎞。ここまで約580㎞、今年はドラマチック(ある意味)かつスリリングな旅路だった。
パンク・逆風・熱中症・睡魔・ハンガーノック・雨・スリップ落車
全て克服し満身創痍の状態であるが、このブルベの余韻を噛みしめよう。
残り距離が10㎞…9㎞…ゴールまで確実に近づいている。
箕面市役所が目の前に来た。長かった600㎞の旅、今ゴール

GOAL ファミリーマート箕面市役所前店
到着 20:24 (締切22:00) 貯金1時間36分
(昨年)
到着 20:25

後半戦は去年のペースさえ守れば完走出来るという確信があったが、疲労が予想以上に溜まってしまったようだ。
最終的に去年と数分しか変わらないが、ひとまずゴール。早くレシートを取らないと…
買い物をして休憩していたら、後続が続々と到着。皆疲労の色は隠せないが、無事ゴール!お疲れ様です(∩´∀`)∩

因みに、リザルトを見ると最速で36時間 最遅でも39時間台だった。
川西ブルベシリーズのコースプロフィールが緩めなので人気は凄まじく、エントリー即完売がデフォなのも納得行く。

休憩を終えて、完走した仲間と談笑後、川西に置いている車の元へ
途中の郵便ポストに今回のブルベカード、レシートを封筒に入れて主催宛てに「川西ブルベ郵送の儀」を執り行う

家に帰るまでと郵送と画像送信までがBRM610川西600㎞です!

永平寺のフォトチェックはGOAL地点で送信済み。

激闘の果て

翌日
雨、油、ブレーキダスト等で汚れに汚れたバイクを洗車・注油を行う。
今年はどのバイクもチェーンステー部分が真っ黒!洗車が大変だった。
洗車後、道中でパンクしたタイヤはブレーキローターの交換ついでに交換。
前輪28Cのはずが何故か25C(;’∀’)になっていたが、後輪が摩耗したら25Cに変えるつもりなのでこのまま運用することに。

次回はBRM701和歌山200㎞ 和歌山・奈良灼熱サイクリングに出走予定

ここまで長々ダラダラになりましたが、お付き合いありがとうございました
これにて今回の記事は終了!

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