BRM520川西400㎞ Part2

2023 brm

近年稀に見る怪…いや、快進撃
小浜から琵琶湖をくるっと回ってゴールを目指す

PC4

去年惨事の発端となった小浜のPCを危なげなくクリア。
日本海に別れを告げ琵琶湖を目指す。

滋賀県突入

この爆速ペースなら日没前に琵琶湖到達…だけど、その前のヒルクライムに苦戦してしまい琵琶湖到着は日没を少し過ぎてしまった、残念…
今津から海津大崎を経てPC4に到着。

PC4

PC4 セブンイレブン西浅井塩津店
到着:20:32(締切:23:52)

※2022年実績:22:20
貯金:+3:20

前章の通り、風を除けば最高のコンディション。颯爽と(までは行かないが)駆け抜けて貯金は3時間20分となった。次のPC5までに仮眠入れる事も考えるならもう少し貯金が欲しい所。
ここでおにぎり1個とボトルの麦茶補給でリスタート。どうせ野洲までノンストップだからおにぎり2個にしときゃ良かったような??

まぁ、ブルベのタイトル回収出来たから良しとしよう( ̄ー ̄)ニヤリ

PC5

去年同様、夜の琵琶湖湖畔を一気に南下する。
最初に賤ヶ岳旧道ヒルクライムをこなせば逢坂関までヒルクライムは無い。

賤ヶ岳旧道

賤ヶ岳旧道から見る琵琶湖…暗くてわからん

この先は追風…いや風向き変わってやがる(# ゚Д゚)
でも、積み上げた貯金と心地よい夜風を受けながら快適に南下…いや、何か後ろで楽しとるヤツがいるな…
戦略なのか、ワタシを風除けに使うとは…何奴!
人が淡々とペースを刻みながらペダルを回す後ろでフリーの音が煩く響く。
まぁ、途中で先頭変わってくれる…
って自分だけ行くんかーいっ(恕)
ホンマ、愛想ねぇわ…
こんな顛末のイライラと補給不足が祟りながらPC5に到着。
道中長浜城とか写真撮りたかったがそんな余裕を感じることなく通過。
潤沢な時間の余裕があるのにどうして冷静になれないのだろう…と反省。

PC5にて

PC5 ローソン野洲菖蒲店
到着:0:13(締切:4:40)
※2022年実績:2:20
貯金:+4:27

恐らく400㎞以上のブルベで初めて築いた4時間以上の貯金。
去年は米原で0:00を迎えたと考えればものすごく調子が良いんだなぁと思う。
欲を言えば大津で日付変更を迎えたかったが、これでも十分速い。
野洲から池田までの残り距離と時間を考えれば既にこのブルベは勝確!
この先仮眠するか、長休憩するか、行ける所まで行くか…次の通過チェックで判断しよう。

通過チェック

野洲のPCを出発、去年の川西400・600㎞ブルベ以来、守山からさらに南下し瀬田唐橋を目指す。
夜の琵琶湖は時々車がぶっ飛ばすものの、基本的に交通量が少なく夜風に吹かれて意外と快適だ。
スタートして約16時間超、ここまで爆速ペースで来たので疲労を感じつつも瀬田唐橋に到着。

瀬田唐橋 長かった琵琶湖とオサラバ


幸い、大津には快活がある。一応人権が保たれて(鍵付完全個室ならば)シャワー浴びて2時間程仮眠してもいいんじゃない?と思いつつファミリーマートに到着した。
軽食を購入し、レシートを取得し大切に保管する。

通過チェック 去年の惨劇にならぬようレシート取得OK

通過チェック ファミリーマート大津御殿浜店
到着:2:15

野洲→大津って意外と遠い…

場所が山科から大津に変わった事で、去年のようなやらかしをすると大津~宇治まで往復約40㎞のロスが発生!しかも逢坂関越えおかわり付きの鬼畜仕様
勝確からまさかのザラキ刺さって即●の惨劇になりかねない。

落ち着いてここまで取得したレシートを改めて確認、全て取得OKなので出発。
体調的に仮眠・休憩なくても、ペースを少し控えれば行けるだろう。

PC6

最後のヒルクライム区間である逢坂関。
レシート取得漏れがないので心起きなく眠気覚ましの激坂をゆっくり進み、下りは慎重に。
去年惨劇の舞台となった山科のローソンを通過し、再び京都へ戻って来た。
競輪選手が色々やらかしまくったら5日間監禁される事で恐れられている黄檗山万福寺(通称【お寺行き】)の近くを通り、宇治のPCを目指す。
ここまで来たら余程の事が無い限り認定完走&自己最速ゴールが見えてくるが、最後まで気を引き締めて宇治のPCに到着。

PC6 ファミリーマート宇治東インター店
到着:3:41(締切:7:56)

※2022年はレシートやらかしでDNF寸前
貯金:+4:15

眠気覚ましに「gives you wings」こと、レッドブル1本飲用後リスタート。

GOAL

宇治のPCでレシートを取得し、取得漏れ無し。残り約40㎞、名残り惜しいが池田のGOALまで気合を入れ直す。
ワタシがスタートして直ぐ後ろに人影…もしや、湖北で牽かせるだけ牽かせてタダ乗りされたあの方か…
「ちょっと楽させてもらってます」的に響かせるフリーの音。

「カチッ」

ワタシの中で何かがキレた。
「ええ加減己の力で漕がんかい(# ゚Д゚)!
と言わんばかり、全盛期のカ●チェラーラやキ●テルとかを彷彿する(?)信号待ちからロケットスタートで一気に突き放す。
ゴールまでの区間、このブルベの余韻に浸りたい。
ここから先GOALまでワタシだけの聖域だ、何人たりとも邪魔させない。

淀川を渡り、大阪府との境界まで来た。
これまで川西ブルベでは大山崎から茨木まで国道171号線をひたすら走っていたが、今回初めて西国街道(正規コース・国道171号線でもOK)を通った。
その頃には夜明けを迎えた。しかも一度行ってみたかった場所で。

サントリー山崎蒸留所と有名なサントリーカーブ

過去に京都まで自走で行くも、対岸から眺めていたサントリー山崎蒸留所に立ち寄ってみた。
もうちょっとまともな構図で撮れば良かったなぁと今となれば後悔しているが、今回のブルベでやりたかった事が出来た。
(あれだけ貯金爆盛出来たんだから…出来なくはないよね)
隘路が多い西国街道。急な飛び出しに気を使いながら高槻で国道171号線に合流。茨木から箕面・池田へとラストスパートなのだが、遂にハンガーノックでパワーダウンしてしまう。何てタイミング良過ぎるんだよ( ;∀;)
全ての力を出し切ってGOALのコンビニに到着!

BRM520川西400㎞ 22時間13分で無事ゴール

GOAL セブンイレブン池田旭丘1丁目店
到着:6:13(締切:11:30)

※2022年実績:10:25
所要時間:22時間13分(+4:47)

400㎞ブルベ、過去2戦は毎回ギリギリ隊ゴールが常態化している中、初めて22時間台でゴールした!
ワタシの限られた脚とマネジメントでやれるだけの事をした。(強者は20時間切りされたそうだが)
眠気も、疲れもぶっ飛んで…いや、最後に一仕事おまっせ(笑)

本当のGOALは…

GOAL地点に誰もいない。今年はあまりにも速過ぎるのとばらけた事も有るが、ひとりGOALとなった。
しかし、ブルベはまだ終わっていない。
「家に帰るまでがブルベ」は至極当然だが、
「主催者宛てにブルベカードとレシートを封筒に入れて郵送」が真のGOALだ。

ブルベカード郵送までがBRM520川西400kmです!

まぁ、キューシートにも記載されているが、これぞ川西ブルベの真髄である。
受付時に受領した封筒にブルベカードとレシートを入れ、自宅近くの郵便局へ帰りに投函した。
不備が無ければ認定完走で、600㎞を残して2年連続SRにリーチが掛かる!

次戦BRM610川西600㎞でリーチ一発ツモSRと行こう!

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