ブルベ6年目シーズン開幕特集~ワタシがランドヌールになった理由①~黎明期~

ブルベ

2025年ブルベシーズン到来

気が付いたらブルベ沼にハマって6年目
ひょんなことからブルベの世界を覗いたら、もう後戻り出来ない所に来てしまった(ような気が…)
去年は600㎞連続DNFの憂き目にあって3年連続のSRが未達になってしまったので今年に賭ける思いは並々ならぬものがある
今年こそSRを目指すにあたり、試行錯誤・ゼロから始めたブルベ廃人の世界
これまでの軌跡を数回に渡り辿ってみようと思う

ブルベ界への誘い

事は2014年の年末にロード乗りとなって4~5年位
職場の先輩がランドヌール&ブルベ主催業務もしていた事でブルベの話をよくしていただいた
当時はライドのイベ、琵琶湖・淡路島1周にちょくちょく行くレベル
最長走行距離は約190㎞(現在開催されなくなった海の京都TANTANロングライド グランフォンド鬼コース)であったが、その190㎞は苦戦苦闘の戦いの連続…
毎年大金はたいて(移動費・宿泊費・参加費諸々 現在はインバウンドで宿泊費がエグい)行くなら
「来年こそ苦しまず自己最速走破記録を塗り替えたい」

伊根舟屋にて

そんな気持ちを抱いた2018年のTANTANロングライドを経たある日
オダックス近畿(オダ近)のHPを何気に見た時、知り合いの方(当時自転車乗りが集う、奈良にあった某カレー屋の店主)がBRM1005泉佐野1000㎞に参戦するとの事でスタート地点のりんくうタウン駅へ、見学&挨拶に行く事とした

BRM1005泉佐野1000㎞スタート前

平日の昼間にもかかわらず、参戦条件(2018年度SR獲得者)を満たした変態ランドヌール中のランドヌール達が近畿1周の1000㎞という途方も無い旅へと走り出すの見たワタシは…

【来年ブルベ出る!】

と、誓った
こうして一人のとあるランドヌールが爆誕した

ブルベ初参戦と初洗礼(2019年)

  • BRM125泉佐野200㎞
  • BRM429和歌山300㎞
  • BRM713和歌山200㎞
  • BRM1005和歌山200㎞

BRM125泉佐野200㎞ 榛原往復

2019年1月 BRM125泉佐野200㎞榛原往復
記念すべきワタシの初陣、ブルベの世界を垣間見るのに200㎞はうってつけの舞台であるが

【とにかく寒い!】
【スーパーサムイ!】

こんな寒空の下、あり合わせの装備を某ECサイトにて調達し、見様見真似で装備
歴戦の猛者に交じってお上りさんが逝きますよ~な感じで初陣の地、りんくう公園へ

早速受付で洗礼(笑)

主催者【参加証は?】
ワタシ【( ゚Д゚)?】
主催者【それないと出走出来ないよ<`ヘ´>】
ワタシ【( ゚Д゚;)】


これは参加案内の内容を失念したワタシが悪い
急ぎ参加証を近くのコンビニでコピー&記入し事無き得たが、初陣にしてはお粗末だったなぁ

それ以降、参加申込書は1枚記入・予備で1枚用意するようになった(万が一忘れて途方に暮れそうな方用に)

因みに、初ブルべ時のバイクと装備はこれ
勿論見様見真似感アリアリ

当時の装備(ガーミンEdge510Jと区間距離用の追加サイコン)
当時乗ってたアルミMADONEで初めての200㎞ブルべ挑戦

etrex?そんなのまだ持ってないから

独自でコマ図をExcel&PDF化し、遊休スマホで見れるよう試したりした
(イチイチ作成するの面倒くさくなったので、このブルベ以降etrex導入した)

未知の200㎞、極寒・無計画なペース配分が祟って序盤で脚攣り
初めての激坂である女寄峠が待ちうける忍阪の激坂はまともに踏めず、いたずらに時間だけが過ぎていく感じは今でも覚えている(榛原のPCでタイムアウトしたんじゃないのかと)

紀の川沿道では終始向風に晒され、暗闇に包まれた最後のラスボス雄ノ山峠で脚終了のお知らせ
峠を越えた時、ワタシは200㎞と言う壁をブチ破ったのである

ラスボス雄ノ山峠制圧

初めてのブルベ、11時間37分 認定完走

ブルベ童貞を見事卒業し、ワタシも変態ランドヌールの仲間入りになったのである

BRM429和歌山300㎞ 遥かなる大台ケ原

初ブルベ完走したから、次は300km行けなくねぇ?と、軽い気持ちで2戦目にエントリーしたのだが…

【獲得標高がヤバ過ぎた…】

特に吉野から約50㎞、延々続く標高1000m超の大台ケ原が地獄過ぎて、導入したチューブレスタイヤのトラブルにも悩まされた挙句、山頂まで約6時間掛かった
幸い通過チェックだったけど、この時点で約1時間30分借金発生

でも頑張った甲斐あったよね

下りで借金返済…(激坂&トンネルでヒヤヒヤ)
吉野に戻ったら雨…
帰りの五條で心折れてDNFしたかったが、翌日仕事だし車は和歌山にあるから何が何でも行くしかない状況
難行苦行の果てに初300㎞、18時間41分で認定完走

BRM713和歌山200㎞ 和歌山・奈良灼熱サイクリング

上記200㎞・300㎞を制したが、まだ未知なる400・600㎞の世界はまだ早いと思い、2019年度は翌年SRを獲るための準備期間という位置づけで考えていた

そして、今回のブルベ

タイトルに【灼熱サイクリング】と書かれていており距離よりも灼熱の方が気になったのだが…

灼熱は何処に行った?

曇天→雨というタイトル崩壊(笑)

大台ケ原でけちょんけちょんにされた経験もあってか、一度走ったコース&途中の武光橋折り返しと言う安心感もあり、200㎞自己最速10時間39分で認定完走
これならば200㎞はどれでもイケる…と思っていた そう、この時までは

BRM1005和歌山200㎞ Twilight Wind Farm

これまで平坦多め(大台ケ原は除く)なブルべだったので、千葉山でヒルクライム&一部下見(コースの終盤だけど)して臨んだものの、ブルベの厳しさをイやと言うほど味わった

序盤、生石高原で痛めつけられて

生石高原で30分借金発生

護摩壇山で瀕死寸前まで痛めつけられ、大借金(約1時間25分)

道の駅ごまさんスカイタワー(この時点で借金約1時間30分)

護摩壇山から龍神へのダウンヒル中にチューブレスタイヤトラブルで危うく落車寸前
スリリングな借金返済チャレンジに挑むが、龍神からは脚攣り地獄も加わり

借金返済チャレンジ失敗【OTL】

借金返済チャレンジ失敗!
有田のPC(このブルベ唯一のPC)で約5分オーバーしてしまい初DNFとなってしまった
(注:2019年当時ACP規約変更前なのでPC制限時間が設定されています!)
最後のラスボス千葉山はせめて認定外完走でも良いから行こうかと思ったが、あまりにも心がポキポキに折られてしまい、走る気力は既に喪失していた

以降、エントリーする時には獲得標高が緩いブルベを選ぶようになったとか?

2019年結果

認定完走 200㎞2本・300㎞1本 DNF1本 認定完走距離700㎞
特に大台ケ原ブルベの経験は6月のTANTANロングライドにおいて、遺憾なくその脚力を生かし切り自己最速完走を達成出来た
SRへの脚がかりとして200㎞メインの2019年
本格的にSRを狙うべく翌年から400㎞・600㎞にも挑戦しようと思っていた…あの出来事さえなければ

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